美濃金山城跡のアクセス、御朱印、続100名城スタンプや見どころをチェック!

美濃金山城跡のアクセス、御朱印、続100名城スタンプや見どころをチェック!

 

 

岐阜県可児市兼山の美濃金山城跡は、森蘭丸で有名な森氏の居城だった城で、犬山城の天守があった場所という説があります。

 

 

>>美濃金山城跡の詳細 | ウィキペディア

 

 

美濃金山城は続日本100名城にも指定されている城で、散策しやすく遺構も多く残っています。

 

 

この記事では美濃金山城跡のチェックしておきたいポイントを押さえておきましょう!

 

 

もくじ

 

 

 

 

 

アクセスと駐車場


まずは電車でのアクセス方法について。美濃金山城跡の最寄り駅は名鉄広見線・明智駅です。

 

 

駅に着いたら地元のYAOバスで、元兼山町役場前で降り、徒歩20分ほどで城跡まで行くことができます。

 

 

>>電車、バスでの行き方の詳細はこちら

 

 

 

 

 

 


次に車での行き方ですが、まずはカーナビの検索機能で美濃金山城と検索してみましょう。

 

 

もし出なかった場合は、美濃金山城のふもとにある、可児市立兼山小学校(かにしりつ かねやましょうがっこう)を検索で探すと便利です。

 

 

また駐車場ですが、第一駐車場に停めるのが一般的ですが、その上に2つの駐車場があり、一番上の駐車場は城の曲輪になっているので三の丸まで徒歩3分で着くことができます。

 

 

ただし、第一駐車場から上の道は道幅も狭く、対向車が来ると困難でもあるので、運転に自信が無い人は第一駐車場を利用しましょう。

 

 

 

 

 

 

御朱印と100名城スタンプ


美濃金山城跡は、続日本100名城の143番目の城として登録されています。スタンプの場所は、城跡ふもとにある可児市観光交流館(旧 兼山生き生きプラザ)の中です。

 

 

可児市観光交流館の場所の住所

岐阜県可児市兼山常盤町674-1

 

 

可児市観光交流館の場所の地図

 

 

 

続100名城のスタンプ台帳は、普通に書店で販売しています。まずは近所の書店で探してみてください。

 

 

もしなければ楽天やアマゾンといったネット通販でも購入できます(楽天なら送料無料)

 

 

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美濃金山城の御朱印(御城印)は、可児市観光交流館の隣にある可児市戦国山城ミュージアムの入り口で販売しています。1枚300円です。

 

 

お寺や神社の御朱印みたいに御朱印帳に書いてもらうタイプではなく、あらかじめ書いてあるものを頂きます。

 

 

 

 

 

城内を巡る


では美濃金山城跡を巡ってみましょう!

 

 

まず第一駐車場から登ると、徒歩10分くらいで広場に着きますが、ここはすでに城内で森蘭丸(成利)の産湯井戸があります。

 

 

美濃金山城がある地元では、森蘭丸は永禄八年(1565)に美濃金山城で生まれており、山頂に井戸がないために山腹の井戸から産湯を取ったという伝承が残っています。

 

 

ちなみに森蘭丸の生誕地については、美濃金山城のほか、葉栗郡蓮台城(岐阜県笠松町)という説もあります。

 

 

 

 

 


そのまま3分ほど登ると一番上の駐車場があり、すぐ近くに登山道がありますので、ここから三の丸⇒二の丸⇒本丸へと登っていきます。

 

 

 

 

 


山城の本や観光パンフレットにも出てくる有名な美濃金山城跡の破城(はじょう)の石垣。

 

 

破城とは、城を廃城にする時、再び城が築かれない様にワザと城の遺構を破壊することです。

 

 

この石垣は強度を弱くするために通常、一番上に乗せてある天端石(てんばいし)と隅石が崩されています。

 

 

城内ではこの様な破城の石垣をいくつか見る事ができます。

 

 

 

 

 


美濃金山城の古城山払い下げの記念碑。

 

 

古城山とは美濃金山城がある山のことで、江戸時代には尾張藩の所領となっており、一般人の入山が禁止されていました。

 

 

その後、明治時代には皇室の御料林となり、昭和になると国有林に。

 

 

そして昭和二十八年(1953)に民間に払い下げられたのですが、払い下げは地元住民の念願だったために記念碑が建立されたのです。

 

 

しかし記念碑の近くにある石は、なんと破城の石垣を崩したもので、今となっては記念碑より踏み石にされている、かつての石垣の石のほうが貴重だという声もあります。

 

 

 

 

 

 


これは美濃金山城跡の虎口(こぐち)の遺構。

 

 

虎口とは曲輪の出入り口の事で、攻めにくく守りやすい工夫を施してあります。

 

 

この虎口の下は急斜面になっており、登城道はよく分かりませんが、登ってくる敵をかなり広範囲に見渡すことができたと思います。

 

 

 

 

 

 


見どころが多い美濃金山城ですが、二の丸〜本丸に行く間に桝形虎口(ますがたこぐち)があります。

 

 

桝形虎口とは、桝の様に四角い虎口(曲輪の出入り口)の事。

 

 

本丸に進む順路をワザと折り曲げてあり、門で防いで門を破壊している敵に対して三方向から攻撃できるようになっています。

 

 

 

 

 


そして本丸。美濃金山城で一番重要な曲輪です。石碑が建っています。

 

 

 

 

 

 

本丸にも虎口がありますが、石垣の外側を見てみると何やら丸い石が等間隔で埋もれています。

 

 

これは建物の礎石です。

 

 

つまりここに石垣よりはみ出た柱が建っており、何らかの建物が建っていたということですね。

 

 

 

 

 


これは美濃金山城の本丸にある集水桝(しゅうすいます)。雨水を溜めていた貯水場みたいなものです。

 

 

美濃金山城は岩盤の山で、山頂では水が湧きませんでした。

 

 

でも籠城時などは水が必要なので、本丸に石で囲われた集水桝を備えたと考えられています。

 

 

 

 

 

所要時間と私の感想


美濃金山城跡を散策する時の所要時間ですが、ざっと巡って約30分。ジックリと巡れば1時間30分〜2時間くらい必要だと思いました。

 

 

今回紹介しませんでしたが、本丸から来た道とは反対側に降りる道があって、その先に兵糧庫があったと考えられる曲輪もありました。

 

 

あと私の美濃金山城跡の感想ですが、登る労力の割には楽しみ(旨み)が多い城だと思いました。

 

 

アクセスの説明のところで解説しましたが、三の丸近くの駐車場まで車で登ることができれば、すぐに登城道に着くので楽です。

 

 

あと美濃金山城跡は最低限の整備はされているものの、やはり山の中なので、スニーカーなどの運動靴や長袖、そして帽子や手袋があるとよいと思います。