郡上八幡城は奥美濃に残る日本最古の木造再建城

郡上八幡城は奥美濃に残る日本最古の木造再建城

 

岐阜県郡上(ぐじょう)市の郡上八幡城は、永禄二年(1559)に遠藤盛数が砦を築いたのがキッカケで発展した城で、明治の廃藩置県後、日本で初めて木造で再建された城です。

 

 

財団法人日本城郭協会の続日本100名城にも指定されています。

 

 

>>郡上八幡城の詳細 | ウィキペディア

 

 

織田信長ゆかりの岐阜城よりも、もっと奥にある郡上八幡城。私も数回行きましたが、紅葉の季節はもちろん、新緑もすごく絵になるお城です。

 

 

では郡上八幡城に行った時、スムーズに城巡りができる様に観光ポイントをチェックしてみましょう!

 

 

 

もくじ

 

 

 

 

 

電車、車で郡上八幡城のアクセス方法と駐車場の場所と料金


郡上八幡城へ電車でアクセスする場合は、最寄り駅である長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅を目指します。

 

 

名古屋市、愛知県、三重県、滋賀県、浜松市を含む静岡県等からの行き方は、JR岐阜駅から乗り換えてアクセスするのが便利です。

 

 

詳しい行き方は以下のサイトにまとめてあります。

 

 

>>岐阜県のオススメ観光スポット体験レビュー

 

 

 

 

 

車でのアクセス

 

次に車で郡上八幡城への行き方を説明します。

 

 

まずはカーナビで郡上八幡城と検索すると出てくると思います。

 

 

もしロードマップでアクセスする場合は、郡上八幡城の住所をチェックするとわかりやすいと思います。

 

 

郡上八幡城の住所

岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659

 

 

郡上八幡城の駐車場の地図

 

 

 

 

 

 


郡上八幡城の駐車場について補足を説明しますね。実は城のすぐ側に18台駐車できる駐車場があるので、車で行く際にはその駐車場を目指します。

 

 

しかし注意事項が2つあります。

 

 

まずひとつ目は道幅が狭いということ。

 

 

郡上八幡城すぐの駐車場への道は、一方通行になるくらい道幅が狭いのです。対向車は来ないですが、それでもヘアピンカーブもあって、徐行で進む山道です。

 

 

 

 

 

 


次にお城すぐ側の駐車場についてですが、駐車台数が18台しかないので、できれば午前中早い時間に訪れるのがオススメです。

 

 

もしここがダメな場合、山腹やふもとに係員がいるので、最寄りの駐車場を教えてくれます。

 

 

しかしそれでも郡上八幡城は山城なので、駐車場から歩いて登ることになるんですけどね。お城の駐車場の駐車料金は無料です。

 

 

 

 

 


ちなみに車で城へ向かう際、途中に山内一豊夫妻の銅像があるので、これもチェックをお忘れなく!

 

 

 

 

 

郡上八幡城の続日本100名城スタンプの場所はここ!


郡上八幡城は財団法人日本城郭協会の続日本100名城に指定されています。

 

 

スタンプの場所は天守の中なので、入り口で入場料を払って中に入りスタンプを押しましょう。ちなみに日本ど真ん中お城スタンプラリーのスタンプも隣にあります。

 

 

郡上八幡様城天守の休館日は12月20日〜1月10日なので、 年末年始は入城することができません。

 

 

その他にも臨時に休館日があるので、公式サイトからチェックしてみてください。

 

 

>>郡上八幡城の休館日について

 

 

 

 

 

続100名城のスタンプ帳は普通に本屋でも販売しています。まずはあなたの近所の本屋さんで探してみてください。

 

 

もし無ければネット通販でも購入できます。(楽天なら送料無料)

 

 

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郡上八幡城の御朱印はここでもらえる


郡上八幡城には御朱印もあります。販売している場所は天守の入場料を払う窓口で、お値段は300円。

 

 

記帳してもらうタイプではなく、すでに書いてある張るタイプですね。ちなみに御朱印は美濃和紙です。

 

 

 

 

 

 

郡上八幡城の力石と人柱伝説


それでは城内を散策してみましょう!まずは郡上八幡城の縄張り図をチェック!

 

 

天守を中心にいくつか曲輪が配置されているシンプルな縄張りですね。

 

 

 

 

 


駐車場を出て天守に向かう途中、最初に出くわす史跡は、なんと首洗いの井戸。

 

 

この首洗い井戸の由来は、慶長五年(1600)遠藤慶隆と稲葉貞通との間で壮絶な合戦が繰り広げられたのですが、その時、討ち取った首を洗い清めたといわれています。

 

 

 

 

 


郡上八幡城は紅葉の名所で、11月中旬〜下旬ごろには多くの観光客が訪れます。

 

 

紅葉も良いですが、新緑の季節もおすすめです。

 

 

 

 

 


郡上八幡城の力石。この力石には次のような伝承があります。

 

 

この2つの石は、重さが約350キロあり、次のようなエピソードがあります。

 

 

寛永七年(1667)、遠藤常友が城主の時、城の修復のために現在の大和町の作兵衛(通称:赤髭)が、ふもとの河原から運んだものです。

 

 

奉行の村上貞右衛門が、作兵衛の怪力を称賛すると、作兵衛は感涙してその場で倒れ、息を引き取りました。

 

 

奉行はこの石を石垣に組み込むことを禁止しましたが、昭和になり草むらに放置されているのが分かり、作兵衛を偲んで碑にしたものがこれです。

 

 

 

 

 


人柱になった、およしの塚。郡上八幡城には人柱の伝承があります。

 

 

時期はいつの頃か分かりませんが、郡上八幡城は度重なる合戦で改修が必要となりましたが、城の周辺は急斜面で、改修工事は困難を極めました。

 

 

この時、神路村(かんじむら:現在の大和町神路)の百姓・吉兵衛に、17歳になる『およし』という娘がいました。

 

 

およしは進んで石運びを手伝い、自分の身を捧げて人柱になることを決め、地中に入ったそうです。およしは現在、天守脇の祠とふもとのお堂で祭られています。

 

 

 

 

 


城内には撮影ポイントを示した案内看板があります。

 

 

観光パンフなどに載っている写真を撮った場所なので、アングルそのまま!この看板を見つけたら忘れずチェックしましょう!

 

 

 

 

 

 

これが日本最古の木造再建城、郡上八幡城の城内だ!


それでは郡上八幡城の天守に入ってみます!

 

 

郡上八幡城の天守は、明治維新後に取り壊されましたが、昭和8年(1933)に当時の大垣城天守を模して建てられた模擬天守です。

 

 

模擬なんですけど、日本で最初に建てられた木造の再建天守なんですよね。

 

 

昭和8年(1933)って…太平洋戦争前ですね。

 

 

 

 

 

城内の注意事項!

 


日本最古の木造再建城である、郡上八幡城には、独自の注意事項があります。

 

 

簡単に言うと、床がキシみまくるので静かに見学しましょう!というもの。

 

 

これ、ほんとにキシむんです。かなりギシギシ!

 

 

現存する国宝天守の犬山城や松本城よりも、なぜギシギシする郡上八幡城。

 

 

 

 

 


天守閣内は、郡上八幡城の歴史に関するものや、甲冑、武具、そしてパネルが展示してあります。

 

 

 

 

 


しかし郡上八幡城の天守の中で一番の見どころといえば、やはりその構造でしょう。

 

 

建築の事はよく分かりませんが、散策中に響き渡るギシギシが、古い建物の中を歩いているという、リアルさを実感できます。

 

 

 

 

 

 

中には吹き抜けになっている部分もあり、1階から階段が建つ柱の様子なども一目でチェックできます。普通の天守にはみることができない構造だと思います。

 

 

 

 

 


あと忘れてはならないのが、最上階の展望台からの景色。

 

 

山に囲まれた盆地というのが一目でわかりますし、かつての城下町を見下ろすこともできます。

 

 

山の向こうは飛騨?それとも岐阜でしょうか?

 

 

 

 

 

郡上八幡城の所要時間と私の感想


郡上八幡城の所要時間ですが、何度か行ってみた私の体験から言うと、ざっと巡って約30分、ジックリ巡って1時間くらいだと思います。

 

 

でもこれはあくまで城内だけの話。

 

 

郡上八幡城は城下町も観光地化されて見どころが多いですし、また飲食店も多く、けいちゃん焼きといって、鶏肉料理がご当地グルメなので、それらもゆっくり楽しみたいですね。

 

 

あと私の感想ですが、郡上八幡城は日本最古の木造再建城(でも模擬天守)ということで、ここはチェックしておいたほうが良い城だと思いました。

 

 

特にギシギシ感は良いですね♪

 

 

あと注意事項として、7月下旬〜8月中旬は、郡上踊りが行われるのでかなり混雑します。

 

 

また紅葉の季節である、10月下旬にも混雑するので、スムーズに散策したい場合は、これらの季節を避けていくのがオススメです。