伊勢桑名城三之丸堀の石垣がハッキリ残る桑名市歴史を語る公園の感想

伊勢桑名城三之丸堀の石垣がハッキリ残る桑名市歴史を語る公園の感想


三重県桑名市片町の歴史を語る公園は、桑名城三之丸堀の石垣がよく残る公園です。桑名城跡として整備されている九華公園すぐ近くにあるので、桑名城跡とセットで訪れたい名所でもあります。

 

 

アクセス
 

歴史を語る公園への行き方ですが、まず駐車場がありません。でも桑名城跡の九華公園から徒歩5分くらいの場所にあるので、電車でも車でも徒歩で訪れるのが便利です。

 

 

■住所■
三重県桑名市片町27

 

 

>>歴史を語る公園の場所の地図

 

 

 

文化財の石垣
 


歴史を語る公園の見どころは、なんといっても豪快に残る石垣群です。これは桑名城三之丸の堀を固めていた石垣の一部で、現在の川口町揖斐川に面する川口樋門から、南大手に至る延長約500mが現存し、桑名市指定文化財になっています。ちなみにほとんどが桑名城創建当時の石垣といわれています。つまり本多忠勝が築いた時代から残っているということですね。

 

 


石垣の積み方、つまり工法は乱積みで、自然石をほとんど加工せずに積んだ野面積みと、石と石の接合部分を加工して組みやすくした打込ハギの2種類。そしてよく見てみると、隅の部分は長い石と短い石を組み合わせて強度を増した算木積みも確認できます。

 

 


川沿いの民家の下もよく見てみると石垣が組んでありますね。

 

 


こんな感じで現在確認できるだけでも数百m続く石垣群が残っています。公園自体も石垣に沿って細長い設計になっているんです。

 

 


堀沿いには堀に降りやすくなっている細い通路(階段)があります。調べてみるとこれは桑名城が廃城になった後、明治以降に堀に降りやすく便宜上作られた通路だとか。

 

 

 

東海道のモチーフ
 


歴史を語る公園にはもうひとつのポイントがあります。それが東海道をギュッと凝縮したジオラマ。江戸の日本橋から桑名宿までの見どころを紹介しています。

 

 


こちらは富士山。こんな感じで、日本橋〜桑名宿間を簡単に歩いて散策できますw

 

 

 

所要時間と私の感想
 


歴史を語る公園の所要時間は約20分もあればジックリ見る事ができると思います。

 

 

そして私の感想ですが、冒頭にも述べたように歴史を語る公園は、桑名城跡として整備されている九華公園から徒歩5分くらいの場所にあるので、セットにする事によって桑名城散策の満足度も上がると思います。駐車場があればもっと便利だったと思いますが、九華公園近くなので車で訪れた際には九華公園の駐車場を利用すると良いでしょう。