真柄太刀で有名な真柄十郎左衛門直隆の墓が残る福井県越前興徳寺

真柄太刀で有名な真柄十郎左衛門直隆の墓が残る福井県越前興徳寺


福井県越前市宮谷町にある興徳寺は、戦国時代に朝倉義景軍として姉川合戦で活躍した真柄十郎左衛門の墓が残る菩提寺です。

 

 

■興徳寺の場所の住所■
福井県越前市宮谷町29-20

 

 

>>興徳寺の場所の地図

 

 

姉川合戦は、元亀元年(1570)に近江国(現在の滋賀県)で起こった合戦。織田・徳川連合軍と浅井・朝倉連合軍が戦いました。真柄十郎左衛門直隆は、真柄太刀という大刀を振り回して奮戦し、織田・徳川連合軍を大いに苦しめたと伝わります。合戦は織田・徳川連合軍が勝利し、直隆は討ち取られ、遺骸は故郷である現在の越前市宮谷町にある興徳寺に葬られました。

 

真柄十郎左衛門直隆については資料が少なく謎が多いです。十郎左衛門直隆と弟・直澄がいたと伝わりますが、同一人物という説もあります。

 

 

 


真柄十郎左衛門直隆の墓。境内を通り墓地に向かうと、入り口付近にあります。真柄十郎左衛門直隆は、信長が七尺(約210p)あった大男で、姉川合戦では五尺三寸(約175p)もの太刀・太郎太刀を振り回して戦ったといわれています。また豪傑ということで、本多忠勝との一騎打ち伝説も残っているんです。

 

 

 


墓の前にある大きな下駄(げた)。十郎左衛門直隆の下駄をイメージしたものでしょうか。かなり大きいです。

 

 

 

所要時間と私の感想

 

興徳寺の所要時間ですが、基本的に墓の参拝だけなので、5〜10分もあれば十分でしょう。私の感想ですが、今回、興徳寺は意図的に訪れた寺なので、かなり満足度は高いものでした。

 

 

その理由は、滋賀県の姉川古戦場にも行ったことがありますし、名古屋市の熱田神宮には真柄太刀(太郎太刀)も展示してあるので、いつかは菩提寺に参拝したいと思っていたからです。またアクセスも北陸自動車道・武生(たけふ)ICから約10分くらいで行けるので、車で訪れる際んも便利な場所です。福井県の城や戦国史跡とセットで訪れるのも良いですね。

 

 

 


また現地看板に真柄太刀(太郎太刀)は熱田神宮に奉納されているとありますが、熱田神宮内にある刀剣の資料館・草薙館で拝観できます。名古屋市の熱田神宮を訪れた際には、この真柄太刀の大きさと迫力も忘れずにチェックしておきましょう。