地図で説明!福井県敦賀市の金ヶ崎城跡アクセスから駐車場そして見どころと御朱印

地図で説明!福井県敦賀市の金ヶ崎城跡アクセスから駐車場そして見どころ


福井県敦賀市にある金ヶ崎城跡は、別名・敦賀城(つるがじょう)とも呼ばれる国指定史跡です。南北朝時代から堅城として知られていました。戦国時代には朝倉義景を攻めようとしていた織田信長が、味方と思っていた浅井長政から攻められそうになり急遽、撤退戦を行った金ヶ崎の退き口で有名な城です。

 

金ヶ崎は現在でも交通の要所にあり、堅固な山城の遺構を確認することができる、福井県の名城のひとつだと思います。この記事ではそんな金ヶ崎城跡のアクセスから駐車場、そして城内の見どころや御朱印などをチェックしてみましょう!

 

 

>>金ヶ崎跡の詳細 | ウィキペディア

 

 

電車・車でのアクセス方法
 


金ヶ崎城跡の行き方を説明します。まずは電車編。電車でアクセスする場合は、金ヶ崎城跡最寄り駅である北陸本線・敦賀(つるが)駅を目指します。

 

 

着いたら敦賀駅の3番バス乗り場から敦賀周遊バスが出ているので、観光ルート路線に乗り、金ヶ崎宮バス停で下車します。所要時間は約10分。料金は1乗車200円です。

 

 

>>敦賀周遊バスの時刻表

 

 


次に車で金ヶ崎城跡への行き方を説明します。車でアクセスする場合、カーナビの検索で金ヶ崎宮(かねがさきぐう)と検索すると駐車場に行くことができます。ロードマップで行く場合は、金ヶ崎宮の住所をチェックしてアクセスしてみましょう。

 

 

金ヶ崎宮の住所

福井県敦賀市金ケ崎町1

 

 

>>金ヶ崎宮の場所の地図

 

 

駐車料金についてですが、金ヶ崎宮参拝者は駐車無料です。これで時間を気にすることなく、金ヶ崎城跡も安心して散策することができます。ちなみに電車でアクセスする場合、金ヶ崎宮バス停も駐車場の中にあります。

 

 

 

 

金ヶ崎宮へ
 


では早速、金ヶ崎城へ登りましょう!と、その前に駐車場にある石碑をチェック!金ヶ崎城の歴史について詳しく説明してあります。

 

 


駐車場から金ヶ崎宮へ向かう道。すでに登り道になっています。ここを上がると金ヶ崎宮です。

 

 

 

そして城内
 


金ヶ崎宮まで登ったら、ココからは城跡へ登るだけです。社務所の前に金ヶ崎城の縄張り図があるので、忘れずにチェックしましょう。ここからは登城口が2つありますが、どちらで登っても降りてくる場所は金ヶ崎宮なので、どちらから登ってもOKです。

 

 


城内の歩道はコンクリートで舗装されているので歩きやすいですが周辺は森の中ですね。ちなみに画像は二の木戸跡で、南北朝時代(1336〜92)の金ヶ崎城の戦いで、この付近で激戦が起こりました。

 

 


二の木戸付近の堀切(ほりきり)跡。堀切とは山の尾根を遮断した堀の事で、尾根沿いに侵入してくる敵を遮断するための防御の遺構です。

 

 


火を受け焼かれた米が出土した場所。この事から金ヶ崎城の兵糧庫があった場所ではないかといわれています。織田軍と朝倉軍の戦いで焼け落ちたのでしょう。現在では看板が建っているのみです。

 

 


金ヶ崎城の三の木戸跡。ここに水源があったらしく、水が湧いていたみたいです。周辺を探してみましたが井戸跡などは残っていませんでした。籠城するのは大量の水が必要なので、金ヶ崎城もここで水を確保していたのでしょう。

 

 


城内にある金ヶ崎古戦場の石碑。金ヶ崎城は南北朝時代から数回、戦いがあった城なので古戦場ともいえますね。

 

 


これはなんと古墳!古代の墓です。城跡に古墳があったケースや古墳の上に城や砦を築いた場所はチラホラあります。例えば私が住んでいる愛知県でも岩崎城(日進市)や茶臼山砦(犬山市)、欠城(西尾市)などがあるんです。ちなみに金ヶ崎城の古墳は昭和42年に発掘調査が行われ、竪穴式石室で、直刀一振、銅鏡一面が出土しています。

 

 

 

 

金ヶ崎城の本丸跡
 


金ヶ崎城を奥へと進んでいくと、月見御殿跡といわれる場所があります。看板にも書かれていますが、ここは南北朝時代の金ヶ崎城の本丸と考えられる場所で、海抜86メートルの最高地にあるんです。

 

 


現在入ってみるとこの景色です!ちなみに北側を向いています。金ヶ崎城の北側は敦賀湾になっており、もし北側から金ヶ崎城を攻めるなら、この方向から船で攻め入るしかありません。でも月見御殿跡から、まる見えですね。

 

 


ちなみに金ヶ崎城は断崖絶壁に囲まれており、こんな岩肌がぐるっと取り巻いています。ほぼ直角ですね。当時、城を攻める人はジーパンやTシャツで城を攻めているのではなく、思い甲冑を着て城を攻めていました。つまりこの断崖絶壁を甲冑着て登ると考えてみると… 当時の方のご苦労も分かりますね。

 

 

 

 

金ヶ崎城の御朱印
 


金ヶ崎城には御朱印(御城印)はありませんが、中腹の金ヶ崎宮には御朱印があるので、これが実質、金ヶ崎城の御朱印という事ですね。

 

 

 

 

所要時間と私の感想
 


金ヶ崎城跡の所要時間ですが、何度か私が巡った体験からいうと約1時間もあれば十分だと思います。私の感想ですが、この金ヶ崎城は、織田信長、豊臣秀吉(羽柴秀吉)、徳川家康といった俗にいう三英傑が揃った城ということで、歴史的にも貴重な城だと思います。また遺構も良く残り、整備も壊さず作りすぎずで、快適に城巡りできるのが良いですね。近くの大谷吉継の居城・敦賀城跡とセットで巡るのがオススメです。