観光で大阪城を訪れる時の最寄り駅は谷町四丁目駅と大阪城公園駅ですその理由と場所、そして行き方を解説しています。
大阪城の山里丸(山里曲輪)は、慶長二十年(1615)の大坂夏の陣の時、大坂城主・豊臣秀頼とその母・淀殿が自害して亡くなったといわれる場所です。
山里丸は現在の天守の北側にある一段低い曲輪。極楽橋を渡ると最初にでる曲輪です。
現地案内看板。補足でいうと江戸時代に大坂城は大きく改修され、この場所には一年交替で城を守衛する大名、山里加番(やまざとかばん)の主従が生活する公舎が建てられました。
山里丸の由来ですが、豊臣時代に山里の風情をかもし出す竹林や桜、藤などの木々が生い茂り、いくつもの茶室が建つ憩いの場だったことから名付けられたとか。
現地には豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地と刻まれた石碑があります。
曲輪の隅にある観音像。戦没者の供養のために建立されたそうです。
淀殿と32名の殉死者の供養塔。名前を見てみると真田大助とありますが、これは真田信繁(幸村)の息子。豊臣秀頼と共にこの地で最後を迎えました。
私の大阪城山里曲輪の感想ですが、ここは歴史的にも有名な豊臣秀頼と淀の方が自刃して最後を迎えた場所ということで大阪城に来たときにはチェックしておきたいポイントだと思いました。
ただ注意する点は、大手門から入るとこの山里丸は天守の背後みたいな場所なので、天守に満足して帰ってしまう人も多いとか。でも天守から徒歩での所要時間が3分くらいの場所なので、是非、セットで訪れることをおすすめします。