城の検定試験があることをご存知ですか?それが日本城郭検定です。
これは100名城を認定している日本城郭協会が行っている検定試験で、以下の5つのランクがあります。
詳しくはこちら⇒ 日本城郭協会公式サイト
また合格者には認定証が授与され、名刺やらピンバッチなどを制作できます。
でもこれを持っていると就職に有利とか、そんなワケではありませんが、自分の城に対する知識がどれくらいか分かります。
そこで!今回私も受けてきましたよ。
とりあえず検定試験がどんなものか分からなかったので、いろいろと調べてみた感想をあなたとシェア(共有)してみたいと思います。
もくじ
試験に対する勉強は、日本城郭検定の問題集や日本城郭協会の公式ガイドブックがあるので、それらを参考に勉強します。
ガイドブックは100名城スタンプ帳が付いているアレです。
今回検定試験のために準備したのはこれくらいですかね。あとは自分の家にある城の本を読み漁りました。まあ、検定試験じゃなくても新しい城の本や歴史関連の雑誌は常に買っていますからね。
会場は名古屋市内の短大でした。毎回会場は変わるみたいですね。
応募して受験料を払うと受験票が届くので、その葉書を持参して受験番号もチェックして会場に向かいます。
ちなみに級によって受験の時間が違うんです。今回私が検定試験を受けたスケジュールは次の通り。
4級・準1級
【開場】10:20
【説明】10:40
【試験】10:50〜11:50(60分)
3級・1級
【開場】12:20
【説明】12:40
【試験】12:50〜13:50(60分)
2級
【開場】14:20
【説明】14:40
【試験】14:50〜15:50(60分)
これを見ると分かるのですが、同じ時間帯に違う級の試験が行われているので、全ての試験を受けることはできません。
また1級は準1級を合格していないと受けることができないのです。
ちなみにこのスケジュールを見て、今回私が受けたのは2級と3級のセット。
併願割引もあり、受験料は9,000円でした。
試験前の会場は研ぎ澄まされた空気に包まれていました。
これが注意事項。普通に大学入試みたいなものです。アンケートはありませんが。
回答用紙は四択のマークシート方式になっています。つまり4つの答えのうち、正しいと思う番号を塗りつぶします。
必要事項を塗りつぶすと、いよいよ試験の開始です。時間は60分。
2級と3級は100問なので、単純に考えると1問あたり36秒で答えを決めて塗りつぶすという作業をしないと間に合いませんね。
実際、中にはサービス問題で即答できるものもあれば、どうしてもわからずに鉛筆転がした問題もありましたよ。
私の場合、行ったことが無い地方の城は分かりませんでした。特に東北地方の城柵関連ですね。まだ未開の地ですから。
60分はあっという間でしたね。
試験後、会場の外にて。
皆さん休憩している人もいれば、出題された問題に関して答え合わせしている人もいたりして、試験後でも熱気があふれておりました。
ちなみに受けた検定試験の問題用紙はもらって帰ることができます。
これで自分で答え合わせしても良いですし、次回の受験対策もできますね。
今回の結果は2級と3級、併せて合格できました!
私の日本城郭検定の感想ですが、この検定試験は受けることによって城巡りの楽しみを増幅できる試験だと思いました。
その理由は、公式問題集を解いていくうちに、自分の知らなかったことがどんどん出てくるからです。
例えば金沢城に日本最古の噴水がある事や、今治城の堀に複数の魚が泳いでいるといったマニアックな事まで知ることができます。
あと注意したいのは出題される範囲です。
2級と3級レベルの問題は、公式問題集に載っていますが、実際には公式問題集の3分の1くらいしか検定試験には出題されていません。
後の3分の2は他の本やコンテンツから出題されます。
つまり、公式問題集を全部暗記しても3分の1しか分からないという事ですね。
ではどうやって勉強するのかというと、100名城ガイドブックを読み込んだり、他の城の本に書いてあった様な知識から引用するしかないです。
まあ、それだけ難易度も上がっているとい事でしょうか。
ともあれ楽しむ事ができた検定試験でしたし、あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?